ドーパミン

2018年5月8日 2:40 PM

本日はドーパミンについて話したいと思います。

ドーパミンとは快感、やる気、学習能力、運動機能や記憶などに重要な働きを司どる
報酬系と言われる神経伝達物質です。
ドーパミンはストレスホルモンとして知られるアドレナリンの前駆体ともいわれます。

ドーパミンはどういう作用をするのでしょうか。
私達が何らかの行動をした時、ドーパミンが出て脳に快感を与えます。
脳は一度経験した快感を記憶し再びそれを得る為の意欲を生じさせようとします。
更に効率良く快感を得る為に学習し行動の精度を向上させようとします。

ドーパミンはこの様な流れで働きます。
何かに成功したり感動したり褒められたりすると「嬉しい」という感情と共に
ドーパミンが分泌され快感を得ます。
その快感という報酬を繰り返し得ようとする意欲がそこから湧くのです。

ドーパミンは快感という報酬から意欲を創るホルモンです。
好きなことをずっと勉強したり、時間を忘れてゲームに没頭したりよりよい記録を
目指して努力出来るのは達成した時にドーパミンが出るからです。
我々は快感と言う報酬を得られることに物凄い魅力を感じているのです。

例を挙げると大王製紙三代目の井川意高氏。
彼は現在54歳。カジノで大損をして子会社から100億円以上横領して有罪となり
刑務所に入りました。
彼は会社の会長であり一族は子会社の株を沢山所有していました。
しかし彼の父は株を売ってしまい会社は同族の枠を離れました。
彼はその売却益400億から借金100億円以上返済しても楽に生きています。

彼が失敗したのは何故でしょうか。
彼が34歳の時に妻子を伴いオーストラリアに旅行し、そこでバカラに興じました。
バカラとは日本で言えば丁半博打の様なもので胴元にかけるかプレイヤーにかけるかと
いう単純なゲームです。
彼は100万円をあっというまに2000万にしました。1時間で20倍です。
こんなぼろい儲けがあるのかと快感を得てしまったのです。

彼は東大を出ており若手のやり手経営者とみられていました。
しかし賭博にはまってしまってからは金曜の5時になると退社するようになりました。
社員には家族サービスだと言っていましたが実はマカオに行ってバカラに興じていたのです。
なんと彼は48時間一睡もせずバカラに熱中し賭け続けたこともあります。
ドーパミンが出ていると眠いという意識が無くなるといわれています。
一種の麻薬と同じ状態です。

彼は身元がはっきりしているので負けても胴元がお金を貸してくれます。
しかしその内にマカオを出入り禁止になりシンガポールに河岸を変えます。
その負けをどうにかしようと子会社から金を融通させたことが発覚し逮捕されたのです。
典型的な金持ちの没落です。
と言っても株の売却益が300億あるのだから没落とまでは言えませんが。

彼の賭け事の原点は小学生の頃。
家族で賭けマージャンをよくやって勝っていたそうです。
また学生時代も銀座のクラブに入り浸り、その金は父親が出していました。
私から見れば甘やかし過ぎではないかと思います。

大体二代目は失敗しません。大王製紙の二代目もそうでした。
問題は三代目です。三代目は苦労しないし創業者の苦労を肌で味わっていません。
組織は甘やかされた三代目で潰れるといわれます。
徳川幕府もそうでした。徳川幕府の場合は五代目が救った訳ですが。

私もドーパミンが出ることをやっています。
ドーパミンはアドレナリンとは違います。
アドレナリンはストレスがかかるとそのストレスで興奮して異常な力が出ます。
例えばオリンピックなどは凄いストレスがかかりアドレナリンが出ます。
ストレスがかかって萎縮してしまうこともありますが、ストレスによりすごい力が
出て金メダルをとることもあります。

話を戻しましょう。
ドーパミンにより人間はやる気になります。
賭け事-パチンコやスロットは興奮します。
賭け事に限りませんが人間は興奮することが無いと生きて行けません。
それでいて自制心が無いと身を滅ぼすことになるというのが難しいところです。
世の中はただ真面目に生きていればいいという生易しいものではありません。

ドーパミンは快感を得ることが出来る物質です。
皆様もそういうものがあるということを念頭に置き滅びないよう自制心を持って頑張って
頂きたいと思います。

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