稲盛和夫氏のアメーバ経営

2018年1月11日 10:03 AM

新年あけましておめでとうございます。
本日は稲盛和夫氏のアメーバ経営について話したいと思います。

稲盛氏は京セラの創業者で現在86歳。
稲盛氏は経営者マインドを持った社員を多く作ることに力を注いで来ました。
アメーバ経営はまさにその為の仕組です。
これは会社を小さな組織に分割しリーダーがトップと同じマインドを持ち採算をしっかり
見ながらそれぞれの組織を経営してもらうということです。
トップ一人では経営はいずれ行き詰まります。
トップと同じ理念を共有し採算をしっかり見据えた社員を多く作っていかねば危ういのです。

先日もテレビでライフコーポレーションの清水氏が話をしていましたが、組織は社長から
駄目になります。
多くの場合会社はトップから腐ります。社員から腐ることはないということを語っていました。

稲盛氏は名経営者です。
実際に多くの稲盛信者がいて海外でも評価されています。

稲盛氏はどういう人生を歩んだのでしょう。
稲盛氏は鹿児島で生まれました。
稲盛氏は西郷隆盛を非常に尊敬しており敬天愛人という西郷隆盛の精神を大事にしています。
利他の精神-他人の為に働くということを是としています。

稲盛氏は23歳で鹿児島大学工学部応用化学科を卒業し、京都の松風工業という小さな会社に就職します。
稲盛氏は大学卒業後に東京の一流企業を多く受けて全て落ちています。
最終面接に残った企業は2、3社あった様ですが、田舎者で標準語を話すこともままならないこともあり上手く行かず落とされました。
他の受験者は皆素性も良く立派に見えて控室にいるだけで極度の劣等感に苛まれたと語っています。
就職に失敗した稲盛氏は大学の教授に泣きつき松風工業を紹介され入社しました。

当時の松風工業は赤字経営で今にも潰れそうな会社でした。
同期は5人おり中には京都大学の方もいたそうです。
しかしその内の3人は「このままでは将来が無い」と辞めてしまいました。
残った稲盛氏を含む2人も「このままではどうしうようもない」と自衛隊の幹部候補生の試験を受けました。
試験に合格し郷里に必要書類の戸籍抄本を送ってくれと頼みましたが兄は送ってくれず、
その為に自衛隊に行くことは出来ませんでした。
もし兄が戸籍抄本を送ってくれていたら-自衛隊に入っていたら今の稲盛氏はなかったでしょう。

兄は『例えどんな会社でも入れてもらった恩を忘れて簡単に辞める様な奴はけしからん』
と稲盛氏を叱りました。稲盛氏もそれを聞き入れて会社に残ったのです。

その後稲盛氏は開き直って高周波絶縁体のセラミック材料の研究に没頭します。
その内に研究が成功し松下電器産業-現在のパナソニックから大量の注文が入ります。
そこで入社1年しか経っていなかった彼が現場のリーダーになってセラミック材料を作ることになりました。
しかし多くの社員は「若造」がグループの上に立つことを快く思っていませんでした。
やむなく稲盛氏は会社を辞め27歳で京セラを設立します。
京セラはその後日立製作所から大量のセラミック受注が来て経営が軌道に乗って行きます。

稲盛氏は経営の根幹として6つの精進を掲げています。
6つの精進とは人生や仕事において重要となる実践項目をまとめたものです。

1つ目は誰にも負けない努力をする。
これは大事なことです。私が知っている中でも「私は圧倒的努力をしている」と豪語する
人がいますが実際に努力をしているし素晴らしい結果を出しています。

2つ目は謙虚にして驕らず。
人生の中で誰しも時には慢心し謙虚さを忘れてしまうことがあるものです。
振り返れば私自身も嘗てはそんな時期があった様に思います。
成功する人とは謙虚に努力することが出来る人です。

3つ目は反省のある毎日を送る。
反省と聞くと悪いことの様に感じるかも知れませんが大切なことです。
反省すべきことに気づけば改めることが出来ます。
反省が進歩に繋がります。

4つ目は生きていることに感謝する。
不平不満を持って生きるのではなく感謝の心を持つこと。
感謝の心が生まれてくれば幸せを感じられる様になります。その感謝の気持ちを
伝えることで周囲の人もまた幸せを感じます。人は一人では生きていけません。
成功する人は常に感謝の気持ちを忘れないものです。

5つ目は善行、利他行を積む。
世の中は因果応報です。悪いことをすれば悪いことが、良いことをすれば良いことが返って来ます。
仕事でも同じことが言えます。
善行を積み重ねて行くことで良い方向に進めていくことが出来るのです。

6つ目は感性的な悩みをしない。
人は誰でも失敗をしますし間違いも起こします。
しかしそれをいつまでも思い悩んでいては意味がありません。
反省は必要ですが済んだことをいつまでもくよくよするのではなく理性で考え
新たな行動に移ることが成功への道です。

稲盛氏はこれらを実践し現在の地位を築きました。(52歳でKDDIを創業。78歳で日本航空を再建)

新年を迎えるにあたり新たな目標を立てた方は多いかと思います。
それを成功に導く為にこうした考え方を知ることは有効です。
是非皆様も精進して頂きたいと思います。

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