地政学的リスク

2017年8月8日 9:33 AM

本日は地政学的リスクについて話したいと思います。
『地政学的リスク』は最近よく聞く言葉ですが、皆様も知っておくべきことであり
企業戦略にも影響を与えています。

地政学的リスクとは一般的にテロや戦争、更には財政破綻から生じるリスクを
意味しており投資家の立場から見た不確実性を指しています。

元々は2001年に同時多発テロが発生した直後、ニューヨークの株価が急落し世界経済の停滞を招いた件が地政学的リスクという言葉が使われ始めた最初になります。

地政学ですから地理的政治的リスクと捉えます。
ある特定の地域が抱える政治的軍事的緊張の高まりが地理的位置関係により特定地域
或いは世界全体に先行き不透明感を与えることです。
昨今ではイギリスの経済的に言えばEU離脱やロシアのクリミア半島侵攻、或いは朝鮮
半島の脅威等があります。

嘗ては石油に関連し運河や海峡のリスクがありました。
代表的な例に真珠湾攻撃があります。真珠湾攻撃は何故起こったのでしょう。
一説ですが、当時から日本の弱点はエネルギー調達にありました。
その頃には石炭が使われなくなり石油が必要になりました。
戦前の日本はアメリカから石油を輸入していました。
しかしアメリカは日本が満州国を作り中国に進出するなどおかしな動きをしていると
いうことで石油の輸出を禁止したのです。
これはどこか現在の北朝鮮に似ています。
国連決議で北朝鮮への石油輸出を禁止しました。実行されるかは別ですが。
北朝鮮は石炭はありますが石油はありません。
ですから完全に輸出停止すればロケット開発は出来なくなるのです。

話を戻します。
石油を止められて日本は焦りました。
アメリカからの石油がストップすれば備蓄は1年分しかありません。
ここで戦争を起こし油田を奪わねば日本は滅びてしまうと考えました。
そこで日本が注目したのはインドネシアのスマトラ島とボルネオ島です。
日本は満州国からインドネシアに侵攻して行きました。

スマトラ島とボルネオ島を奪ってもタンカーで日本に石油を運ぶ為に通らなくては
ならない海峡がバシー海峡です。
そこにはフィリピンに駐留するアメリカ軍が待ち構えており日本のタンカーが通れば
撃破されます。
フィリピンに駐留している米軍の本拠地はハワイのホノルルでした。
つまり石油を安全に運ぶ為に真珠湾を叩いたのです。

現在において地政学リスクは拠点戦略に影響を与えています。
例えばアスクルを例に挙げましょう。
先般埼玉の物流センターが火災で焼失しました。
アスクルは全国に7つ物流倉庫があり大きいのは横浜です。
全国展開している会社の大半は東日本、中部、関西に拠点を設けています。
本社機能は東京本社と大阪本社と分けています。
それは地政学リスク故の選択です。

私がジャパニアスを創業した頃、あるお客様が拠点を静岡に移されました。
私はその時地政学リスクを考えました。それは地震です。
静岡で大地震があれば我社の社員は全員返されてしまいます。
それを恐れて神奈川や東京のお客様の開拓に注力しました。

実際に東日本大震災で被害を被った企業は数多くあります。
倒産を防ぐ為には分散投資という考えが必要です。
一極集中は非常に効率が良く且つ利益も高いですが、何か事故があった時の被害が
甚大になります。
戦争または地震や火災などの災害、風評被害などがあった時
拠点が一つだと壊滅してしまいます。

代替機能を持つ拠点を設けていかないと事業は大きくなりません。
小さな会社にあっては何か事故があった時の対応が不可能なら廃業するという選択もあるでしょう。
逆に言うとリスク分散に向けて手を打っていくことが大きく発展する源になるのです。
発展はリスクに晒されます。
一つの行動を起こせば良いことと悪いことが背中合わせにあるものなのです。

昨今は画期的な商品が少ない様に感じます。
例えばスマホ。画面が割れにくいとかメモリが多くなる等の改善はあっても革新的なものは
もうないのではないでしょうか。
現在それがあるのは自動車です。
ガソリンから電気、水素、自動運転と今まで無かったものが出て来ています。
その次はAI。ですがこれはもう少し先になるでしょう。
今AIをやっているところは未だ赤字だらけです。

後はIT。
15年前のアメリカの時価総額の高い主要15社はGM、GEや石油会社がメインでその中でIT企業はマイクロソフトだけでした。
それが今はグーグルやアップル、アマゾン、フェイスブック等のIT企業が並んでいます。
15年前から残っているのはマイクロソフトただ一社。
更に15年後これがどうなるかは誰にも分かりません。

日本も三大財閥や五大財閥と言われていますが今やソフトバンクの孫財閥が注目されています。今後はそれに続く会社が続々出て来るでしょう。

我社も含め、勝ち残る為にはリスクを恐れずに拠点を展開するのも大事なことです。

ネットの暴力

2017年7月21日 8:46 AM

本日はネットの暴力をテーマに話したいと思います。

最近、暴言や不倫騒動等で記者会見やYou Tubeの動画等がしばしばテレビで放映されています。
不倫等は元々個人のプライバシーに属する或いは夫婦間のことであって他人がとやかくいうことではありません。
しかし世論を受け或いは視聴率稼ぎを狙って民放各社が競い合って放映しています。

例えば某政治家の暴言音声。
彼女は公務員-税金で収入を得ているのでこれを流すのは仕方ありませんがこの音声は150回放送されました。
一方リベンジポルノというものがあります。
スマホ等によって撮影した画像や動画をネットに流すことですがこれは刑法犯として処罰されます。当然のことです。

個人のプライバシーをネットで公開する行為は今のところ犯罪と見なされます。
これを取り上げるマスコミも犯罪に加担していると言っても過言ではありません。
こういうもの-政治でも経済でも世界の出来事でもない情報を流し続ける日本は平和ボケであり低俗な国家になっていると私は思います。

何故日本は危機を感じていないのでしょうか。
それは北朝鮮の様な問題だけではなく日本経済そのものについても同様のことが言えます。
例えばアメリカやヨーロッパでもそろそろ金融緩和-金の垂れ流しを止めようとしています。
アメリカは金利を上げてお金を押さえています。
ヨーロッパのドラギ総裁も金融緩和を止めて利息がつくようにしようとしています。

一方の日本。
日銀の黒田総裁は打つ手がありません。

例えば物価指数です。
総裁は就任して5年目。2%のインフレ率を提唱していますが現在0%台です。
そろそろ次の発表があるでしょうが現状では2%を目指すとはとても言えません。
日本の失業率は現在3.5%です。これは完全就業と言っても過言ではありません。
もし失業率を2%にすれば、インフレ率は2%になるかも知れないと言われていますが
失業率2%という国家は有り得ないでしょう。黒田総裁は手詰まり状態です。

日本の代表的企業の筆頭株主は日銀です。これは異常事態です。
また国債の大量所持者は日銀です。日銀は国債を発行し銀行を通して自分で買っているのです。
この出口は大変なことになるでしょう。
現政権の支持率が落ちている原因は加計問題だけではないでしょう。

余談になりますが憲法改正の話をしましょう。
憲法9条第一項には永久に交戦権を放棄するとしています。
第二項にはその為に陸海空軍を持たないと規定しています。
それでは自衛隊とは何でしょう。
もちろん自衛隊は災害があれば一生懸命救助に向かいますし支援もします。
しかし災害支援の為にある訳ではありません。国家を守る為にあるのです。
つまり自衛隊は軍隊です。日本は陸海空の軍事力を保持していると言えます。
『戦争をする手段としての陸海空軍は持たない』と言っても実際に持っているのだから憲法違反ということになります。
だから安倍総理は第三項で自衛隊について『軍隊ではないから存在を認めてくれ』という記載しようとしているのです。

話をネットに戻します。
現在話題になっている松居一代氏は小林麻央氏を除くとアメーバブログで総合第一位です。
アメーバブログはお金になります。
松居氏はこの勢いが続けば3ヶ月で1億稼ぐのではないかと言われましたが現在はYou Tubeに舞台を移しているようです。
You Tubeの動画配信は自由です。それを民放各社が引っ張り出しているのです。

改めてネット社会について考えます。
ネット情報は便利で世界中に瞬時に伝わります。
しかし放送には放送禁止用語や各種の放送規制があって最低限のルールがありますがネットはルールがありません。
こういう世界にさらされているということは危険極まりないということです。
我々企業もブラック企業を通り越してとんでもない会社と言われてしまう可能性があります。

ネットには細心の注意を払う必要があります。
或いは気にしない、噂話には耳を傾けない覚悟が必要です。

不確かな情報に振り回されずまた不確かな情報で他人を傷つけることのないよう肝に銘じて頂きたいと思います。

ストレス

2017年6月15日 11:18 AM

本日はストレスについて話したいと思います。
ストレスは皆様も日々感じていることと思います。

生活上のプレッシャーを感じた時の感覚をストレスと言っています。
これは苦痛や苦悩を意味するdistressが短くなった言葉だと言われています。

ストレスを感じると心臓がドキドキします。
これをネガティブに捉えると実際血管が収縮し心不全の原因となることも
あります。
ところが『新鮮な血液を心臓にどんどん送り込んでいる』と肯定的に捉えると
血管が収縮しなくなるということが分かりました。
つまりストレスとは捉え方によって健康に全く害が無いということが言えます。

とは言っても誰しもが日々の悩みに苛まれています。
私にも悩みはありますし極度のプレッシャーに苛まれることもあります。
体調が悪くなることもあります。

人はどういう日々の悩みを持っているか例を挙げてみましょう。
1番目は人間関係。
嫌な同僚がいる。そりが合わない上司がいる。或いは嫁姑関係。
人は嫌いな人がそばにいるとイライラするものです。

2番目に仕事にプレッシャーがある時。
締切がある。ノルマがある。或いは仕事がうまくはかどっていないなど、そういった
ことでイライラします。

3番目は人間の付き合い。
社会で生きている限り一人では生きて行けません。従って多くの人と付き合いを
することになります。そうすると自分の思い通りにはなりません。
付き合うとなると嫌な人もいますし気疲れすることもあります。

4番目はお金のトラブルを抱えている時。
家計が上手く行かない。サラ金に金を払わねばならない。賭け事で負けて
しまった。或いは住宅ローンが払えないといったお金にまつわるトラブルは
ストレスのもとです。

ストレスを溜め込んで行くと病気になって行きます。
我社でもストレスチェックをして社員の健康状態を監視していますが、
心の病は中々他人が注意しただけでは治りません。
その内に免疫力が段々低下して行きます。

だからと言って、逆にストレスを全く感じていない人は駄目な人間です。
緊張感があるからストレスを感じるのです。ストレスが全く無い人は緊張感が
足りないということです。
つまりストレスとは逆の見方をすると成長して行く為の『伸びしろ』になるかも
知れないものなのです。

捉え方によってストレスは溜まったり解消されたりします。

例えば、他人が褒められているところを見た時つい自分と比較して自信を無くして
しまう。他人と比較して自分は駄目だと思ってしまう。

他人が小さなミスを犯すとイライラしてしまい他人が許せなくなる。

自分の言動がどう思われているか、他人が自分をどう見ているか気になる。

『あの時こうすれば良かった』と後々いつも悔やんでいる。

自分のことより他の人のことを優先して考え後から自分が損をしたと後悔する。

そういったことが思い当たる場合は捉え方を変える必要があります。
ストレスとは当たり前のことです。
これを苦痛と考えて逃げたら全く成長しませんし、人間として寂しい人生になって
しまいます。

大抵の場合ストレスとは不安です。
不安と言う概念は広いですが、これをどうやって解消するかにつきるでしょう。
ストレスを抱えていない人間はいません。
一生懸命解消しようと日々努力しています。

ではどうするか。
それは目標を持つことです。
これは私が常に言っている私の哲学です。
それも自ら目標を設定することです。他人に設定されることではありません。
自分なりの器量で目標を設定すれば良いのです。

目標は夢でも希望でもありません。現実です。現実にはある程度リアリティが
あります。
私は『リアリティがあるなら5W2Hに置き換えろ』と言っています。
これは15年言い続けているのですが実行している人は多くありません。
こういうと『私には私の価値観がある』と言う人がいるのですが、
私は価値観を変えて欲しいと言っているのではありません。
やり方をこうして欲しいと言っているのです。

やり方とは5W2Hです。
誰が何時どこで何を何故どの位幾らで-それを書かないといけません。

例えばマンションを購入するというプランを立てるとしましょう。
誰が?-自分が購入する。
いつ頃購入するか?-3年以内。
どこに?-みなとみらいが良い。
どうやって?不動産屋かチラシを見て探す。
幾ら?-ローンは幾ら位か。管理費、固定資産税を計算して支払い能力があるか。
これを銀行からどの位の金利で借りるか。
実際に家を買った人はこれをやっています。だから家が買えたのです。

仕事についてもそうした観点からやって頂くと良いでしょう。
そこには他人は関係ありません。比較もしないし嫉妬もしないし羨ましいとも
思いません。他人は関係ありません。自分が立てた目標だからです。

例えば私は創業社長として年商50億円ですがソフトバンクの孫氏は9兆円です。
あの社長は凄いといつも言っていたら劣等感に苛まれます。
そんなことはしません。孫氏は凄い。しかし私とは違う。
そうやって人間は生きているのです。

ただひたすら自分の立てた目標に着目して実行していればストレスは軽減して
行くのではないかと私は思っています。
ストレスを感じている方は是非実践して頂きたいと思います。

生涯未婚率

2017年5月15日 12:00 AM

本日は生涯未婚率について話したいと思います。

その前に先日のフランス大統領選挙について話します。
フランス大統領選挙では中道左派のマクロン氏が圧勝しました。
しかし投票率は75%でした。これは国民の4分の1は棄権したということです。
彼の圧勝は消極的選択の結果に過ぎません。
敗れたルペン氏はEU離脱を主張する極右です。国民はこれはNoだと言ったのです。
一方のマクロン氏は中道左派で若い。こちらの方がマシであるとフランス国民が考えた結果がマクロン氏の圧勝なのです。
いずれにしてもこれでフランスのEU離脱が避けられEU残留が決定した為、大幅なユーロ高円安になりました。

マクロン氏はどういう人でしょう。
彼は現在39歳。 田舎の高校で17歳の時に担当教師だった23歳年上の既婚女性-現在のブリジット 夫人に求愛しました。
当然許されるはずもなく彼はパリの高等学校に編入します。
優秀だった彼は大学卒業後は人事院に入りその後投資銀行で辣腕を発揮します。
その時の年収は何と2億5千万円だったそうです。
その後27歳で晴れてブリジット夫人と結婚。 娘3人に恵まれ現在では彼女らは結婚し孫が6人居ます。尚ブリジット夫人の元夫は銀行員で彼とは離婚が成立しています。
フランスは恋愛に寛容な国です。日本ではありえないことです。

マクロン氏はエリートであり貧乏な人達が歓迎する人ではありませんが
いずれにしてもマクロン大統領誕生によりヨーロッパは安定したといえるでしょう。

韓国では北朝鮮に対し寛容で日本は大嫌いという文氏が大統領に選出されました。
日韓関係がどうなるか注視する必要があります。
北朝鮮については5月は田植えの季節なので休戦するだろうと言われていますが…。

さて生涯未婚率の話です。
生涯未婚率とは50歳未満で未だ一度も結婚したことのない人の割合です。
この割合は年々増加傾向にあり最新の調査では男性が4人に1人、女性は7人に1人という結果が出ています。
どういう人達が未婚であるのか詳しい状況は分かりませんが、私が想像するところ、
結婚する意味・意義、結婚するべき社会的制約がなくなって来たことが未婚者増加の要因である様に思います。

現在はグローバル且つ自由であり、また『独身だから』というセクハラやパワハラなどのハラスメントについても 厳しくなりました。
離婚も3組に1組はしていますし転職は当たり前になりました。
大正昭和に築かれてきた従来の封建的規範から社会がかなり解き放たれ、 『独身でも良いだろう』と思うようになったのが一因である様に思います。

どういう人が独身なのか。 親御さんに養われている方もいればフリーターの方などもいるでしょう。
想像するに年収が低い方に多いのではないかという気がします。

またこれからは65歳以上が2.5人に1人という時代がきます。

結婚しなければならない法律はありませんし個人の自由です。
論評することは差別になるからしませんが、どういう傾向によってそうなったか 類推する・分析することは大事だと思います。

あらゆる統計的数値で一番大事なのは中央値です。
例えば統計で言われる平均年収は400万ですが、富裕層に限って見てみましょう。
富裕層は日本以外-フランスでもイギリスでも1%程度存在します。
富裕層の平均年収は各国で違いますが2,400万円程度です。
これはあくまで平均であり年収は下の人は1,400万円で上は100億円とか1000億円という人もいます。 実は富裕層の格差の方が大きいのです。
平均は意味をなしません。平均の誤謬というものもあります。
ですから我々が注目すべきは平均ではなく中央値なのです。 一番多いゾーンはどこかが重要です。

仕事をしたり物事を考えたりする時も中央値を意識すると良いでしょう。
とがった上や下を排除した方が正確な姿が見えることが多いのです。
もちろん平均にも世相の動向が反映されているから意義はありますが。

皆様も一つの統計を見た時にただ結果を眺めるのではなく何故そうなったのかを考えてみて下さい。
分析することで見えてくるものがありますし、それを続けていれば自然と力が身について来ます。

新入社員への言葉

2017年4月6日 9:34 AM

本日は入社おめでとうございます。昨年は44名の新入社員を迎えました。
皆さん非常に頑張っており、沢山の方が入社されることは会社にとって有り難いことだと 実感しております。
当社の戦力になっている彼等を見ているとジャパニアスの創業第2期の力強い足音が聞こえる様な気がしております。

本年度も40名の新入社員を迎えました。
皆さん方の顔は希望に満ち溢れています。 そんな皆さんを迎えられたことに社長として喜びと同時に責任を感じています。

当社については人事から説明を聞いていると思いますが改めて私からお話しします。 創業者としてどの様にこの会社が出来、どの様な考え方で作られ、現在どういうことを しているのかについてお話ししたいと思います。

先ずはジャパニアスという社名です。 これは日本の明日-ジャパンの明日-ジャパニアスという風に私が命名しました。 日本の明日を担う第二製造業になる。これは当社の経営理念の一つに入っています。

私は文系です。 私の著書をお読み頂いた方はご存じかもしれませんが、私は失敗の多い男です。 常に努力はして来ましたが大学卒業後は中々報われず、51歳では人生のどん底を 味わいました。

そこからこの会社を殆どゼロから創業しました。 時はITバブルが崩壊した1999年12月22日。 横浜のある小さなマンションの一室から当社はスタートしました。 全く小さな会社で明日はどうなるか分からないという状況でやって来ました。 それから17年、今年で18年です。

私の信条は『努力は必ず報われる』ということです。 努力が報われない社会はおかしいということを信条として生きてきました。 しかし努力しても正当に評価してくれたのは受験だけでした。 受験は偏差値で決まります。 偏差値が高ければ、背が高かろうが低かろうが、男性であろうが女性であろうが、金持ちで あろうが貧乏であろうが、都会育ちであろうが地方出身者であろうが関係はありません。 大学は偏差値で合格が決まります。

日本は40年もの長きに渡り受験戦争を繰り広げて来ました。 特に私の世代は団塊の世代と呼ばれ300万人の同世代がいる競争の激しい世代です。 そんな中で私は偏差値競争を潜り抜けてきました。 しかし大学卒業後に就職した大手保険会社で私は20年近く努力しましたがある専務に 嫌われて左遷されました。特に悪いことをした訳ではないのですが…。

それで私は妻に会社を辞めようと思うと伝えました。 今でこそ転職は非難されることではありませんが当時は大変なことでした。 私は会社を辞めた後、妻の身内がやっていた会社に採用されました。 そこで専務として本当に一生懸命仕事をし会社を成長させました。 今でも在籍していた9年で全てのことをやったという自負があります。 しかし私を恐れた幹部により解任されました。51歳の時でした。

子供は2人いて住宅ローンがありました。 50歳過ぎると人材バンクに行っても中々好条件では雇ってもらえません。 それでやむを得ず起業をしたのです。真に消極的な起業ではありました。 しかし私は周囲を見て『あの方々が社長として頑張っているなら私も10年頑張れば彼等を 抜くことが出来る』と思っていました。

しかし信用もない。金もない。 大手企業にも相手にされない。銀行も相手にしてくれない。 そんな中で商売をやるというのはとても苦しいことでした。 それでも今の常務と一生懸命に仕事をして創業6年目に横浜ランドマークタワーに引越す ことが出来ました。そこから破竹の進撃をし気がつけば横浜の地場の企業としては一番に なりました。 多くの方にご協力を頂き多くのお客様のご支援を頂いて今の自分があると感謝しています。

皆さんも生まれて20年余年、これまでに大変な苦労があった方もいるでしょうし、まだまだ 苦労が足らない方もいるでしょう。 しかし人生は全く分かりません。 皆さんは就職活動をされました。そして当社を選んで頂きました。 お友達の中には有名な会社に入った方もいるでしょう。 しかし日本の99.9%は中小企業です。 資本金1億円以下或いは社員数300名未満を中小企業といいます。 中小企業は日本に350万社あります上場会社は3300社。つまり1%もありません。 従業員数にすれば20%が大企業。残りの80%は中小企業で働いています。

しかし仕事になると大企業に関連する或いはお世話になっている企業が殆どです。 小売業や外食などのBtoCは別としてBtoBという考え方からすると大半は大企業と関連して います。 我社のお客様も世界的に有名なお客様ばかりです。

しかし今の時代はどこの会社に入ったら本当に良いのかは分かりません。 嘗て東京電力の社員と言えばエリート中のエリートでした。 東京電力なら間違いはないと言われ子供も『私のお父さんは東京電力で働いている』と 優越感を持つ程でした。 当時は自分達は身分が一段階上なのだと言わんばかりの上から目線の会社でした。

私は上から目線が嫌いです。 私はどんな会社であろうが人間としては変わらないと思っています。 しかし世の中には『私は上の会社にいるのだ』と思っている人がいるのです。

そんな東京電力も今は大変厳しい状況です。 辞めている人も多くいるしリストラもあります。 今や東京電力以外にも大企業であっても苦しんでいる企業は多くあります。 どんな会社に就職してもどんな職業に就いてもどうなるかは分からないのです。

会社はどうなるか分かりません。 社長が失敗するかも知れませんし嫌な上司がいて苛められるかも知れませんし適性に 合わない業務につくことになるかも知れません。 本当に誰にも分からないのです。

皆さん方は技術会社に入った。これは間違いない事実です。 私は皆さん方にはスペシャリストを目指して頂きたいのです。 大手企業に入りそこの社名で仕事をする-それは自分の力にはなりません。 もちろん大学で良い成績をとって大企業に入ったこと自体は悪いことではないでしょう。 そこで何をするかが問題です。 車を作りたい。半導体をやりたい。それは一旦は叶うかも知れません。 ですがずっとその仕事に就かせてもらえるかといえばそうではありません。 管理職に就き技術から離れることが殆どです。

また例えば銀行は事実上の定年が50歳です。60歳までに力が無い人は掃き出されます。 組織の競争は激しいものです。 若い人がとって代わって行きます。 それは何故でしょうか。スキルが無いからです。 スキルが無い人に限って課長だ部長だ『俺には部下が数十人いる』等と偉ぶりますが 、部下を幸せにしたのかと私は問いたい。

皆さん方は技術者を目指して当社に入社された。これが大事です。 これからの世の中自分のスキルを伸ばすのが一番です。 スキルが無い人は結局評価されません。 努力していないからです。

今は給料は同じかもしれません。 しかし技術を磨いて頂ければ30歳で給料は倍増するか知れません。 当社ならそれが出来ます。 皆さんの技術を磨くお客様先は数多くあります。

また合わない現場なら変われば良いのです。 これは1つの会社に行った方には味わえません。 世間では派遣会社の社員を派遣社員と言いますがこの呼称は宜しくありません。 我社とお客様とは派遣契約を結びますからお客様が我社の社員をそう呼ぶのは正しい。 しかし世間一般の方がその名称を使うのは如何なものでしょう。 そんな職種はありません。我社の場合は派遣社員は正社員です。

本質と違う下らないことに決して劣等感を持たないで下さい。 信じるものは自分のスキルです。これを磨くことは皆さんの将来を豊かにし我社の発展に 寄与します。そして我社が大きくなれば仕事もし易くなる。こういう循環になってきます。

昨今AI-人工知能が話題になっています。 将棋の世界では人工知能の将棋ソフトは名人より強くなりました。 将棋は王将を取れば勝ちですから人工知能にとっては比較的たやすいことです。 一方囲碁は陣地を取るものですから難しいだろうといわれていましたが、昨今日本の名人が 人工知能に負けました。 囲碁までも人工知能が上かと衝撃が広がりました。

何故人工知能が上なのでしょう。 それは失敗をしないからです。 人間は一生懸命棋譜を勉強しても緊張しミスをします。 AIは緊張することはありません。 ゲームはミスしないほうが勝つのです。 しかし人工知能の弱点は新手が分からないことです。 これから新しい商品を開発するなどの創造性はありません。 人工知能は過去のデータを詰め込んでいます。 ビッグデータは膨大な情報を解析したものですがそれを人工知能は持っています。 株の運用も人工知能で運用した方が上手く行きます。

殆どのことについて人工知能が取って代わって行きます。 皆さんはそうした新しい局面にいます。 しかし絶対に人工知能が置き換わらないものもあります。 例えば宅配便等の輸送は人が運ぶしかありません。 小売業のレジが全て人工知能になるかと言えば万引きなどがあるからそれも難しい。 では設計はどうでしょう。 解析やテストは人工知能にも出来るかも知れません。 しかし開発は人工知能には分からないことです。 人工知能は過去は分かっても将来-新しいことは分からないのです。 ですから開発設計は出来ないでしょう。 出来れば皆さんにはそちらを目指して頂きたい。

これから人口は減って行きますから労働力不足になります。 スキルは必ずや皆さんを助けてくれます。 これからの時代は『大手企業に入社したから安心』ではありません。 東大に入った-達成感はあります。しかしそこで終わりではありません。 有名な会社に入った-矢張り達成感はあります。しかしそこで生き抜いて行かねば なりません。

競争して良いことと悪いことがあります。 大学の偏差値は恥ではありません。生まれや身長の高低は恥ではありません。 どうしようもないことです。 一方で体重は変わりますから努力次第で変わることが出来ます。

皆さんには努力出来ることを努力して頂きたいのです。 その為には目標を持てと私は言いたい。 貴方の目標は何ですか。 家を建てたいとか収入を増やしたいとか有名になりたいとか何でも良いのです。 当社としては皆さんにはお金をとれる技術者になって頂きたいと思います。 これは技術力をアップして頂きたいということです。

目標は出来れば数字化して下さい。 数字化出来ないと検証が出来ません。技術者は数字の世界です 技術者でなくても例えば何歳位で結婚するか。 『いつか結婚するだろう』ではだらだらしてしまいます。 例えば家は何歳位で買うか。目標を立てることにより『このままでは収入が足りない』 と分かります。

私が重視しているのはリアリティを持つことです。 小説では登場人物がどこでいつ何をどの様にするのか何を書きます。

目標があると何をしようかという具体的な方法が出てきます。 それが5W2Hです。 誰がいつどこで何を何故どの位幾らで。これをすっといえなければリアリティが無い。 リアリティが無い人を私は評価いたしません。 そういう人は『何とかなるだろう』と考えているからです。 何とかなるだろうで何とかなった例はありません。 現実はおとぎ話ではないのですから王子様が来る訳がありません。

幼い頃は別として人はある程度の年齢になれば必ず達成可能な目標を立てる様になります。 幼くとも女性は保母さんになるとか現実的な夢を持ちますが男性はプロ選手になりたいとか そうした叶えるのが難しい夢を抱きます。かく言う私も小説家になりたいと思ったものです。

昨今は働き方も様々です。 労働人口は6500万人。労働人口とは15才以上の人口の内、就業者と完全失業者を合わせた人口のことです。 6500万人が働いていてフリーランスは1100万人程もいるのです。 最近はネットから仕事を探すことも出来ます。 フリーランスは雇用主が居ない自由に働ける形態です。 成果報酬ですから簡単なことではありません。 世の中は多様化しています。 私は派遣は資本主義の最たる働き方だと思います。絶対になくなりません。

皆さんには是非目標を立てて頂きたい。 当社は新しい方がどんどん入って来て勢いがついています。 私も若い方のパワーに感動しているところです。

皆さんには折角仲間になったのだから是非結束して頑張って頂きたい。 自分の為に頑張ることが会社やお客様の為になります。 皆さんの力に期待しています。

目標

2017年3月16日 10:41 AM

本日は目標について話したいと思います。 これは私が口酸っぱく言っていることです。

子供に目標を聞くと男の子では「プロ野球選手になりたい」とか「プロサッカー 選手になりたい」という答えが返って来ます。 女の子なら看護師や保育士やCAなどでしょうか。 これは目標というよりは夢です。 女の子の場合は実現しそうな現実的な夢を持つ子が多い様ですが男の子の場合は プロの選手などを挙げる子が多い様に思います。 夢は夢で良いのですが私が言っているのは目標です。

人が一番最初に持つ目標は受験でしょう。 中学受験、高校受験、大学受験。受験では偏差値が関係します。 偏差値は10点も上げるのは中々難しく偏差値55の人が65の大学を受けてもまず 受からないものです。

受験は人生で最初の具体的な目標だと思いますが、それについてどういう 取り組みをしたかはそれぞれでしょう。 そこには私が言う目標があって優先順位があってPDCAがあって-とここまでは 誰でも出来ます。 しかし私が最も重視している5W2H。これが難しいのです。 いつ誰がどこで何をどのようにどの位幾らで。 これがぱっと出て来るか。つまりリアリティがあるかが問題なのです。

具体性が無いと受験も上手く行かないし大抵途中で挫折します。 良い大学に行ったから-偏差値が高いから良い訳ではないし低いから悪い訳では ありません。 私は努力と目標は既に現実化していると言っているのです。 偏差値50の人が東大を受けようとは思いません。思えないでしょう。 サラリーマンがオリンピックで金メダルを取ろうとは思わないのと同じです。 人は18歳位になれば目標を立てる時にかなり現実的な目標を立てるものです。

受験の次は就職です。 就職先は大きく分ければ大企業、中小企業、官公庁があります。 また一般コースとプロコースがあります。 一般コースは何らかの会社に在籍し生涯を全うするコースです。 99.9%の人はその道を選びます。

どの企業を選ぶかということについても大学のランクや成績が影響します。 大企業であれば大学でかなり良い成績をとっていなければ受ける資格すら与え られません。一定のレベル以下では大企業には書類選考で落とされてしまいます。 推薦枠もありますがそれをもらうには大変な努力が必要です。

大抵の人間は落ちこぼれになって行きます。 『落ちこぼれという言い方はないだろう』と言う人もいるかも知れませんが、 私が言う『落ちこぼれ』とは自分が立てた目標として掲げた所を落ちる人の ことです。 落ちこぼれの何が悪いのでしょう。落ちこぼれは落ちこぼれで自覚すべきです。

一般の組織の中に入ったら次の目標には昇進や給料などがあります。 主任、課長、部長、執行役員、取締役。目標を立ててそこを目指します。 社長は別です。社長はなろうとしてなれるものではありません。 社長になりたければ独立することです。 ですがその99%は失敗するという覚悟は必要です。 創業して1年で半数は倒産します。10年続いているのは1割に過ぎません。 そして続けば成功かといえばそういうことでもないのが難しいところです。

プロであれば例えば野球なら少年野球の頃から甲子園を目指します。 しかし甲子園に行ったとしてもドラフトで指名されなければプロになれません から大学か社会人野球を目指すことになります。 ドラフト指名されても一軍に入れるか。一軍に入れても活躍出来るか。 プロの世界は僅かな人達しか成功しません。 まことに厳しい世界です。 人並み以上の訓練をし、しかも能力がなければ成功しないのです。

私は『3割打つ』と思った人は打てる可能性があると思います。 『ホームラン30本打つ』と思った人は打てる可能性があります。 年間5本しかホームランを打たない人が30本という目標は立てないからです。 私が常に言っていることですが目標とは手近にあります。 私は人間は大人になれば自分が可能な目標を立てる筈であるという仮説を 持っています。

持った目標を完遂すれば満足感や達成感はあります。 それは企業という法人にもあります。個人にもあります。家族にもあります。 国家にもあります。

目標を定義するなら、目標とは道しるべです。 道しるべとは何年後かに-1年、3年、5年後にどういうところまで行っているか 具体的姿をあらわすものです。 そういうことをしている人とそうでない人とでは結果に大きな差がつきます。 どうして差がつくのかといえば目標が無ければ努力のしようが無いからです。

例えばダイエット。 何キロ落とすと決めた人はそこに向かって努力します。漫然と痩せたいと 思っているだけでは具体的にすべきことが明確になりません。 まぁダイエットに成功したから人生に成功した訳ではないのですが。 結果的に健康になったなら良いのですが痩せ過ぎは良くありません。 そこもきちんと目標を立てれば健康を害することはない筈です。

目標とはただ数字だけではありません。 「こういう人になりたい」とか「社会の為に尽くしたい」というのも立派なこと です。金儲けだけが立派だとは思いません。 ただ私は起業しお陰様で現在700人以上の従業員を抱えています。 大きくなったと喜んでばかりはいられません。 従業員に給料を払い昇給させなければというプレッシャーを経営者として感じて います。

私は目標を達成した暁に責任が発生しない目標は目標だとは思いません。 それは自分だけのエゴイスティックなものに過ぎません。 かつて私は1,000名を雇用するという目標を立てました。 結果的に私には雇用する700人の社員に対する重大な責任が発生しています。 そういう社会的責任が発生する目標こそが目標です。

皆様も目標を必ず立てて下さい。 そして目標を立てたら責任を持って下さい。 そうすることが1年後、5年後、10年後の自分を成功に導きます。

日米首脳会談

2017年2月13日 3:44 PM

本日は先日行われた日米首脳会談について話したいと思います。

今回の会談は非常に世界が注目していました。
これからの日本とアメリカの関係がどうなるかと世界中が強い関心を持って注目して
いたのです。
画面上ではトランプ大統領と安倍総理は和やかにゴルフをしていました。
外交においては、食事は仲が悪くても出来るがゴルフは相性が良くないと一緒にやれ
ないと言われます。
27ラウンドやったのだから2人は相当気が合うのでしょう。

そして第2回目の夕食会の時に北朝鮮がノドンを当てつけの様に日本海に発射しました。
それを受け安倍総理は急遽会見を行いました。
トランプ大統領は日本を100%支援するとのみ語りました。

基本的に現在トランプ大統領は世界中からバッシングを受けています。
イギリスからは彼の人種差別発言によりイギリスに来るなと言われています。
彼や彼の娘の商品は買うなというのがアメリカの潮流となっています。
その背景にあるのは人種差別発言と入国禁止といった彼の強硬発言であり、反発は相当
なものです。

その中で移民を受付けていない日本‐安倍総理がいち早くトランプ大統領と会いました。
トランプ大統領は娘や娘婿からの『安倍総理とは仲良くした方が良い』という強い
メッセージを受け大人しく安倍総理の言う事を飲んだ様に見えました。

共同声明は2つあり日米安保条約の5条を尖閣諸島に適応すること。日本が攻撃を
受けたらアメリカは日本を全面的に支援するということが盛り込まれたのが第1点です。
これについては先般マティス国防長官が明言しましたが今回はトランプ大統領の声明ですからより強いものと言えます。

第2は1点の関連事項として米軍の日本駐留経費についてです。
トランプ大統領は選挙中は日本はもっと負担するよう言っていましたが日本の負担率
は断トツに高いのです。
これについてマティス氏が『模範的だ』と言ったことで駐留経費については現状維持となりました。

問題の為替と貿易関係については言及はありませんでした。
自動車関係についても声明の中では特に日本を非難することはしませんでした。
今後個別では進めて行けばどうなるか分かりませんが第一ラウンドの外交交渉としては
蜜月ぶりを世界に印象付けたと言えます。
特に中国。中国は冷ややかに見てはいますが刺激されているでしょう。

また今回はゴルフ外交が行われました。
60年前に安倍総理の祖父である岸信介総理がアイゼンハワー大統領とゴルフをしています。
安倍総理は祖父の写真を持っておりブッシュ氏やオバマ氏とゴルフをしたいと希望しましたが機会に恵まれませんでしいた。
今回念願の日米首脳ゴルフを27ホールも行えたということは世界に良い印象を与えました。

それが実現した背景にはアメリカ側の計算もあります。
日本と仲良くすることを世界に見せつけておくことです。
トランプ大統領は殆どの国と喧嘩しています。
日本と会う前に中国の習近平氏と電話会談し一国二制度‐一つの中国を承認しています。
トランプ大統領は台湾は認めないとしたのです。
強かで中国を刺激しない策です。
そして今回の会談で日本を味方につけました。

トランプ外交とはどういうものでしょうか、
外交は最初物凄く悪い印象を与えておけばそれ以上悪くなることはありません。
今回『意外とトランプ大統領は良い人なのではないか』と印象付ける計算があったのかは
分かりません。
しかし側近‐特に娘・娘婿が『安倍総理を怒らせることはするな』とかなり意見を
している様に見えます。
それを受けトランプ大統領は終始にこにこして安倍総理に主導権を握らせました。
これは上手い戦略です。
トランプ大統領は政治や外交の経験はないビジネスマンです。
しかし彼は安倍総理とは気が合うしプーチン氏とも気が合います。
またプーチン氏と安倍総理も気が合います。
つまりこの三者はかなり気が合うということです。

日本国民としても折角首相が訪問したのに相手から素っ気ない態度をとられては良い気はしません。
実際中国や韓国の首脳は日本を敵視しており失礼な態度をとりますが気が悪いものです。
もっとも近隣の国同士というものは世界的に見ても利害関係が絡み案外上手く行かない
ことが多いものなのですが。

為替や株式市場の面から見ても無事に日米首脳会談は終わったと言えます。
従って余程のことが無い限り今年は景気がそう悪化することはないでしょう。

これからアメリカでは様々な経済的な施策が行われることが予想されます。
アメリカがやろうとしているのは法人税減税と所得税減税、そしてインフラ整備です。
トランプ大統領はアメリカに新幹線が無いことについて言及しています。
アメリカはフロリダからニューヨークまで鉄道で行くと3日程かかります。
アメリカはどちらかといえば飛行機を利用する国です。
しかしニューヨークからワシントン位までは新幹線があっても良いだろうと言う訳です。
そうすればアメリカの経済も上向くとしているのです。

一方FRBのスタッフは学者から実業家に移行しています。
今の議長もそう遠くないうちに交代しいずれはトランプ氏寄りの布陣になるでしょう。
そしてドル安政策誘導になっていくのではないかと言われています。

とにかく無事に今回の日米首脳会談は終わりました。
しかし引き続き世界情勢には目を光らせる必要があります。
皆様も『そんなことは自分には関係ない』などと思わずに興味関心を持って頂きたいと思います。

新年

2017年1月10日 8:44 AM

明けましておめでとうございます。
本年は1月20日にアメリカでトランプ大統領就任という事で、昨年末から円安株高が
続いています。4日も500円近い株高でした。
昨年も株高と予想されていましたが実際には年初から連続で暴落しました。
これは中国経済の減速が大きな要因でした。

多くのアナリストや評論家‐専門家と言われる人達による年末年始の株や円に関する
予想はことごとく外れます。予想とは外れるものなのです。
何故外れるのか。
それは予想或いは予測は現在と過去のデータを分析して行いますが現実には予測外の
ことが発生するからです。
昨年で言えば中国経済の減速、日銀のマイナス金利、イギリスのEU離脱、最後は
まさかのトランプ大統領誕生。これらは誰も予測していませんでした。
予測しないことが世の中には往々にて発生するのです。
それは本年も同様でしょう。

ただし年初の予測では本年はトランプ大統領の就任に向け減税、インフラの拡大、
公共投資の増大、或いはアメリカの製造業の復活等々がうたわれており、世界の
経済‐特に日本とアメリカの二強については非常に好調な様相を呈しています。
しかし日本経済は好調な訳ではありません。ただただ円安のお陰に過ぎません。
円は少し前まで100円ちょっとだったのがここに来て118円。
これにより製造業が息を吹き返しています。
3月末の予想が減収減益だった企業が円安のお陰で持ち直しました。

こうした流れを受け本年も円安株高が予想されています。
専門家による本年の予想日経平均株価は平均すると2万2,000円位です。
円も123円位になるだろうと言われています。
しかしこれもトランプ氏が大統領が就任した後にどういう経済政策を打ち出すか
により大きく変わります。
一番の問題は地政学的リスクです。
トランプ氏は中国に対しかなり強硬な姿勢を示しています。
一方ロシアに対してはオバマ大統領と違ってかなり友好的な姿勢で臨んでいます。
アメリカ・中国・ロシアにより世界はめまぐるしく変わります。
トランプ氏がどう動くか読めない中で世界経済は動いています。

イスラムの紛争以外にリスクをあげると地震、戦争、中国とアメリカの衝突や
北朝鮮の核ミサイル発射等、色々なことが起こらないとは言い切れない状況です。
ヨーロッパについては各国で政権交代が続いています。
世界が保護主義的な自国優先主義の方向に舵を切ろうとしています。

そういう中にあって日本の産業は円安を背景に輸出産業が順調です。
自動車も順調でアメリカにおける昨年の販売台数はスバルが115%、トヨタが
102%、日産が108%、本田が104%でした。

トランプ氏就任による被害が大きいのがメキシコです。
メキシコペソは大暴落しています。
これまでアメリカとメキシコの間では二国間協定が結ばれており関税がゼロでした。
ほとんどの自動車メーカーはメキシコで部品生産しアメリカに輸出していました。
しかし今後トランプ氏は関税をかけると言っています。
これではメキシコ経済はガタガタになってしまいます。
新興国は通貨安で厳しい状況です。
これはひとえにドル高によるものです。
アメリカは昨年12月に0.25利上げしました。本年も3回くらい利上げがあるで
しょう。
ここにきて長期金利が値上がりしています。
アメリカの金利が上がると同時に日本の金利もあがります。
金利が上がるとお金を貸す方が儲かるので銀行株と証券株が上がっています。
逆に住宅投資は冷え込んでいます。
今まではゼロ金利でしたから住宅ローンの金利はタダの様なものでしたが
徐々に上がって来ました。

一方で産業についてはアメリカではIT偏重からどちらかと言えばものづくり、
建築業、金融にシフトするであろうと言われています。
今回のトランプ政権の主要閣僚達を見てみると政治経験は全くゼロです。
ほとんど軍人とウォール街のCEO達で主要閣僚が占められています。
トランプ氏本人も同様です。
この人事から想定されるのは中国への対応です。
また金融政策についてもアメリカに有利な金融政策を行うことが考えられます。

各国が自国の利益または経済最優先主義をとる。
私達はその中で生きて行かねばなりません。
商売に目を向けると我が派遣業界は人手不足とスキル不足が深刻です。
昨年に引き続き派遣業界は活況を呈しています。
人を集めるのは難しいですが質の良い人を集めればお客様は採用して下さる状況
と言えます。
そうなると良い人を採用して来るか教育に投資して力をつけさせる必要があります。

私の予想では本年は地政学的リスクが無い限り順調な経済動向になるのではないか
と思います。後半から落ちてくるという予測が一般的ですがここは我が業界絶好の攻め時です。

何があるか分かりませんが自らの会社の力をつける、また自分のスキルを磨くと
いう努力をするということが重要です。
将来については誰も分かりません。まさかの時もありますし良い時もあります。
頼りになるのは自分の会社であり自分の家族であり自分自身の力です。
これを逆恨みしても仕方ありません。

努力を継続するということを今年もやって頂きたいのです。
我社について言えば新入社員を迎えられているということは我社に風が吹いて
いるということですから、これを継続し戦力アップにつなげて参りたいと
思います。

18期に向けて

2016年12月15日 12:00 AM

本日は18期に向けてという内容で話したいと思います。
11月末で17期が終わりました。売上は38億1千万で計画を達成しました。
今期については売上は44億という計画を立てています。

この計画については先日幹部を集めて計画発表会を行いました。
そこで各役員並びに部長、エリアリーダー等から発表がありましたので各部門で
計画の徹底を図って頂きたいと思います。

私からは18期に寄せて2点ばかり特に重要だと思っていることを話します。

一つは法令順守。コンプライアンスの徹底強化です。
昨今マスコミが報じている過労による自殺、並びに超残業のニュース。
日本の有名な世界をリードする企業がややもするとブラック企業と言われる
傾向に陥っています。
つまり働き方の改善について経営者が何の手も打たないという記事が頻発している
のです。
これは顧客の信頼を裏切るものであり且つ従業員の健康を損ねるということで
ゆゆしき問題です。

当社にしても世界を代表する企業と取引をしているという事と社員の数が多い
という事から法令の順守はますます重要になります。
広範囲に関わることでありますが法令には従ってやっていくということです。

先般複数の企業運営サイトが著作権の侵害をしているという報道がありました。
これ等の企業運営サイトは閲覧者が入るのは無料ですが閲覧すると運営企業に
広告収入が入ります。
これは個人のブログについても言えることです。
その為に各社見出し記事・内容を争っています。
外部委託している会社もあるし適当に書いている会社もありますがいずれにしても
時間が勝負です。

これらの記事は殆どコピペ、つまり盗用です。
他所から盗用した記事をあたかも自分達が書いたかの様に掲載するのです。
時には誤った記事を掲載していることもあります。
これは著作権の侵害及び安易な誤謬記事の掲載です。
これはあってはならないことです。

この様に法令違反は会社の信用ということについて命取りになるという事をよくよく
考えて頂きたいのです。
特に総務部門は広範囲な就業規則を含め36協定、パワハラセクハラ、情報漏えい及び
機密漏えいについても考える必要があります。
特に客先の機密漏えい。これは会社を潰すことになります。
一社員の不祥事で客先から撤退することになるのです。
企業が潰れることなど簡単です。
売上げを増やして行くのは大変な努力ですが潰すのは犯罪一つです。

つまりコンプライアンスは大きな売上げ貢献になるということです。
単に『売上を上げろ』・『働け働け』では必ず皺寄せが来ます。
つまり堅実に売上げを伸ばしていく部門の人と社会の規範として守らねばならない
ことを徹底する部門が必要なのです。

コンプライアンスはただメールやブログで発信したから良いということではあり
ません。
折に触れコンプライアンスの強化ということを今期は大きな柱にして行きます。

二つ目は教育です。
従来我社は社会的な認知、ブランディングの構築等々により売上げを伸ばして来ま
した。
世の中『少数精鋭』など有り得ません。
どんな組織においても2:6:2の法則で全員が優秀ということなど有り得ないのです。
10人の会社でも全員が優秀ということはありません。
売上を上げて行くのは正しいことです。

しかしその中身を検証すると我社は技術社員の活躍によって成り立っている会社です。
そしてそれをフォローし成長させる本社のスタッフ部門によって成り立っています。
従って今期は本社スタッフ部門の教育並びに技術者への教育を従来に増して拡大して
行きます。
利益の方向を教育投資に向けたいと考えています。

私は教育の原点は自己啓発だと10年も前から叫び続けていますが全く理解頂けないし
浸透しません。
自己啓発を引き出すものの一つがコンピテンシーです。
これは優れた人の行動様式を真似る、或いはそれを元に自分の行動を変える、確立する
ということです。
私は常々優れた人の行動全て-朝何時に起きて何を食べるか-ということ全てがその
優秀さに関係して来ると思っています。
生活様式・行動様式に優れた人の体質は出て来ます。
ここでいう優れた人とはイチローの様な特別に優れた人ではなくごくごく普通の
優れた人のことを言っています。

私は道徳を問題にしている訳ではありません。
パチンコや喫煙をしてはいけないと言っているのではありません。
真面目とはそういうことではないのです。遊ぶことは結構なことです。
ただ仕事について言っているのです。
仕事に関する理論や行動様式。優れた人はこれを確立しています。

例えば私は朝4時に起きています。これは習慣になっています。
そこからパソコンをチェックしたり本を読んだり小説を書いたりしています。
自分を優秀と言う訳ではありませんが朝寝坊して9時頃出勤して来る社長とは違います。
その辺りは徹底しているのです。

高齢者でも若者でも優れた人は自己管理が徹底しています。
我社の技術社員には優れた技術者の行動を学びそれを参考にして自分の行動を構築
して行くことを徹底してやって頂きたいのです。
これが教育だと私は信じています。
そうする為には研修が第一です。社内研修で良い。社内でそれを動機付けするのです。

我社はこうしたことを中心に今期はやって行く所存です。
会社の成長はもとより個人の更なる発展を期待したいと思います。

第四次産業革命

2016年11月14日 10:50 AM

本日は第四次産業革命について話したいと思います。

第四次産業革命については諸説あり第三次の延長と言う説もありますが、一般に
AI-人工知能やIOTなどを指します。

社会人なら産業革命は知っているとは思いますが簡単におさらいをしましょう。
第一次産業革命は18世紀末イギリスで起きました。
産業革命では燃料-エネルギーが大きな役割を果たしています。
この時は石炭です。
石炭による蒸気機関が発明され石炭を使った動力機械がイギリスの産業を大きく
発展させました。
人が手作業で物を作ったり運んだりしていた時代から石炭という動力により大きく
時代が変わったのです。
18世紀末ですから今から200年程前の話です。
そう昔のことではありません。
日本でいえば明治から現在までは150年程に過ぎません。

第二次産業革命は19世紀末です。
この時のエネルギーは石油と電気です。
石油により自動車とプラスチックが出現しました。
自動車はガソリンで動きます。
またプラスチックの原料は石油です。
石油と電気により大量生産大量輸送の時代になり大量消費時代になって行きました。

続いて第三次産業革命。この時のエネルギーは原子力ですが、重要なのはこれが情報
通信革命であるということです。
情報通信産業の発展により情報処理がいつでもどこでも、そして誰もが出来るように
なり移動利用が可能になりました。
代表的なものがインターネットです。

これは現在に至るまでずっと続いており、最近現れたのがインターネットとコンピュー
タの発達によるビッグデータです。
膨大な過去の事例をコンピュータで保存し解析することが出来るようになったのです。

例をあげると将棋ソフト。
最近の将棋ソフトは一流のプロ棋士より強くなりました。
その原因はどこにあるでしょうか。
それは人間は必ず失敗をするということです。
素晴らしい創造的手も打ちますが失敗もするのです。
これは囲碁においても同様です。
一方のコンピュータは失敗しません。新しい手を打つこともしませんが。

碁についてはグーグルの作った囲碁ソフトが強いといわれています。
王将を中心に動く将棋と異なり囲碁は地取り合戦ですからソフト化は難しいと言われ
ていました。
しかし先日韓国の世界第四位の囲碁棋士がソフトと対局した際のことです。
彼はソフト相手に2連敗しました。
自棄になったのか第3局で滅茶苦茶な手を使ったところソフトが対応出来ず人間が勝ちま
した。
しかし4局目はその滅茶苦茶な手にソフトが対応し結果的には3対1でソフトが勝ったの
です。

人間は必ず失敗しますがコンピュータは失敗しないのです。
人工知能は大量の過去のデータ-囲碁や将棋で言えば過去の何千何万局という対局を
データ化出来ます。
人間も過去の対局は研究していますがコンピュータはそれを瞬時に解析していますから
とても人間にはついていけません。
これが人工知能や自動運転やIOTに活かされて来ているのです。
日本の安倍内閣が進める成長産業とはそうした分野です。

第四次産業革命と言われている業界。
端的なのはロボットです。
例えばソフトバンクのペッパーやiPhoneの音声アシスト機能のSiri。
人工知能をどう活用して行くかは各企業の今後の課題です。

大企業だけでなく中小企業も生き残る道はデータにあります。
少量生産でもデータを駆使すれば簡単にしかもすぐに作ることが出来ます。
そうすればコストが見合います。
つまりソフトの設備投資をする必要があるのです。
モノづくりも技術者の知恵だけに頼っていては商売にならない時代が来ます。

あらゆる産業、サービス業もそうですが様々なものがデータ化されています。
コンビニでもどの時間帯に何が売れるか、寒いと何が売れるか、といったように、
時間帯、気温、地域差など全て入力し分析しています。

ビッグデータ、IOT、そうしたものの活用を各企業は始めているのです。
自動車だって自動運転の時代です。
我々が身を置く技術者派遣業界でソフトウェア技術の需要が強いのはそうしたことが
関与しています。
こうした分野に進出しなければ先はありません。

私達のものの考え方も変えて行かねばなりません。
従来のやり方では絶対に負けてしまいます。
発想を変えなければなりません。
柔軟な発想で第四次産業革命を戦い抜くということを考える必要があります。

我社の今期は11月で終わります。
社員の皆様には来期に向け自身を振り返りこの時代を生き抜くことをよくよく考えて
頂きたいと思っています。

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